らなる堂

音楽

ヴォ子

・MUSIC SDPというアプリケーションのアップデートが来ました。β版ではありますがようやく既存の音源サンプリングとかドラムマシンとかヴォコーダーがまともに機能しました。

またそのうちppoollとの比較でもしてみたいと思います。

・無意識下では夢というかたちでトラウマが蘇りそうになります。そんなに嫌な思い出に浸りたいのかお前は。ドMか。ドMです。

・書きたい!と思う事柄はいくらでもあり、筆が進むままに書いてみたりするんですが、大体息切れして下書きになって終了です。変な完璧主義が働いております。

フーコーを今日中に読了するのは無理です。

Cover me

こんにちは。ヒマ人です。なぜか無性に山下達郎先生の"あまく危険な香り"をコピーしてみたくなったので、思うがままにコピーしてみました。

こちらになります。

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ボーカルにエフェクトかけるなら最初から歌うなやという話ですが、そこはお許しいただきたく。耳コピではなく「Tatsuro Yamashita Big Special(ドレミ楽譜出版)」というバンドスコアよりコピーしたものです。普段の自作自演だと完全に手探りでやってるので平気で3週間くらいかかるんですけど(集中力・時間の問題もあります)、今回は基本的にスコア通りに演奏するだけなので3日くらいで終わりました。

この曲はRCA時代の達郎先生の中では比較的難易度の低い曲ですが、あのフッと現れてさっと立ち去るようなリードギターのニュアンスを真似るのは難しいですし、リズムギターのバッキングもよほど軽快に弾かないとなんかベチャッとした感じになります。  ファンクの典型的なリズムですので、とりわけベースは16ビートを意識して弾かなければならないわけですが、今回は譜面追うのに必死でした。ボロボロです。

ドラムはいつものDM1先生が頑張ってくれました。この曲はフィルインが非常にシンプルでループも作りやすいため、パターンを打ち込むのは容易ですが、前々記事でも書いた通り、タイム感まで再現するのはほぼ不可能です。最初のフィルなんてひどいものです。あと、DM1先生は三連符に対応していないので、「♪通りすぎる〜」のところのフィルは手打ちです。むつかしかった。

ミックスの音響は適当です。管楽器は省きました。GarageBandの音源は安っぽいのが多いのが難点ですね。いちゃもんつける資格なんてないことはわかっております。

 

この時点でだいぶやっつけ感が漂っておりますが、最もやっつけ感を示しているのが

こちらの画像になります。

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これは毎度おなじみGarageBandによる制作画面になります。録音されたトラックは波形になって表されます。

"Modern Stack"(ベース)、"Big Brute Blues"(リズムギター)、"Clean Echoes"(リードギター)の欄のトラック(紫色っぽいところ)に縦線がいっぱい入っているのがお分りいただけるでしょうか。一発撮りでしたら"オーディオ1"、"オーディオ2"(どちらもドラム)、"Roboto Vocal"の欄のように縦線がほとんど入りません。これは1小節くらい録音したら止めて、また1小節か2小節くらい録音したら止めて...を繰り返した結果です。

つまり撮り直しに撮り直しを重ねた結果ということです。どんだけ撮り直してんじゃって話ですが、これは95%くらいはわたくしが下手くそなことが原因、残り5%はバンドスコアのページめくるのにどうしても止めなければいけなかったとか、バンドスコアの表記ミスが発覚して撮り直したとかです。ずべてのパートを暗譜するなんて発想はございませんでした。こういう作業をほぼ一発でこなすセッションミュージシャンのすごさを思い知らされます。

 

御年もよろしくお願いします。自己顕示欲が暴走しない程度にがんばります。

 

そおかつ

紅白を斜め45度の視点でクダ巻きながらみるのも飽きたんで、なんかこう、まとめ的なものでも、ひとつ。

・夏頃は少し音楽理論とかにふけっておりましたが、ほんとに身についたものはごくわずかでありました。なんかこう曲のスケッチというか、簡単なコード進行はできるんですが、それが一つの曲として機能しません。いまだに手グセで作ってる感じが抜けきれません。まだまだ研究を続けたいところです。楽器も買い直したところですので。

・9月ごろに失敗やら説教やら嫌なことが積み重なったこと、周りと自分がやっていることが全く違うことに対する焦り、将来が見えないこと、諦めなど、(精神的に)危険な領域に踏み込んでおりました。普段は何も考えない時間があると過去のトラウマとかがスッと忍び寄って来るのですが、今回は何か行動している最中であっても気分の落ち込みがやってくる状態にありました。気分の浮き沈みが激しい時は今までもいくらでもありました、そういう時こそわたくしは音楽を頼りにしていたのですが、今回はそれすらも通用しませんでした。大好きな坂本慎太郎先生やNina Simone先生を聞いている時ですら鬱が停泊してきたので相当でした(裏を返せば今まではその程度で治る躁鬱でしかなかったということではありますが)。ふだん人と積極的に話そうなんて思わないわたくしが誰かに相談を持ちかけたのなんて初めてだったかもしれません。

結局のところ、解決策は「考えすぎないようにすること」でした。それで良いのか、それでよしとするのはバカのすることなんじゃないのか、と思っていましたが、不安要素となりうる未来の事象そのものに対して目をそらす「考えないこと」と、その事象に対して想像力を働かせて不安を大きくさせるのを抑止する「考えすぎないこと」とは意味が違うと自分に言い聞かせました。「なんとかなるさ」という言葉は危険さを伴います。「なんとかしなきゃ」と思い、働く想像力も時に敵となります。度が過ぎればそれはただの妄想です。そのへんのうまい付き合い方はアラン先生の「幸福論」にあります。

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「妄想族」を持ってた覚えがあるのですが見つからず。

 

・その落ち込みが一番ひどかった時に合宿というものがありました。どんちゃん騒ぎをしている部屋の隣の和室でわたくしはワンカップ焼酎を飲みきり、意識が朦朧とした状態でNick Drakeの"Pink Moon"を聴きながら、自分に多少酔った状態で(あいつらはおかしい、おれが正常なんだ、だれもわかってくれないんだみたいな状態)眠りに落ちました。30分が永遠のように感じられた時でございました。ある意味で今年一番印象に残った出来事でございます。

・そんでもって色々な方の助力のおかげで多少立ち直ることができました。なんかアホみたいな曲も作りました。そろそろ歌を中心に置いた曲を作ってもええんちゃうかと思いましたが...バックトラックに自分で作った詩(もどき)がうまくのせられない、というか歌えないんですね。そりゃそうです、その詩(もどき)は韻もリズムも意識せず書いたんです。ダブルボーカルで良いので来年こそは歌入りの曲を作ることができればと思います。あと曲がとにかく冗長なのでもっとコンパクトにいきたいと思います。

soundcloud.com

前のギター(売却済)での最後のトラック。

 

・わたくしの音楽活動は完全にぼっちで、誰にも公言したことがなかったのですが、幸せなことがございまして、活動の幅がかつてない規模(当社比)に広げられそうです。

MさんとMさんに多大なる感謝を込めて。

なんとなく

今年聞いた音楽のことでも。

・去年はフィッシュマンズ、一昨年はブランキーと年ごとにアルバムを全借りする勢いでドはまりしたバンド(大体解散済み)があるのですが、今年はキリンジの年でした。「DODECAGON」のページでも書きましたけど、最初に「3」を借りて"グッデイ・グッバイ"が流れたときはもう衝撃でした。非常に練られた編曲とコード進行でありながら情報量過多になりすぎないというか...ボーカルの力の抜け具合が、息苦しさとか一種の古臭さとかをまったく感じさせないのですね、ここ5年くらいはもっとスカスカした音楽ばかり聞いていたので、彼らの音楽はなかなか衝撃でした。

・それから聞く音楽の嗜好がなんとなく変わった気がします。スティーリー・ダンはもちろんのこと、山下達郎をこんなにも聴き込む日が来るとは思いませんでした。図書館でスコアを借りたりしていますが、椎名和夫氏のリードギターはなかなか勉強になります。ドラムとベースのグルーヴ感も真似してみたいですが、あれはドラムマシンじゃ再現不能ですね。今の所RVC時代の頃の作品しか聞いておりませんので、"Merodies"以降もどしどし聞いていきたいと思います。

・また、Lampと出会えたのも価値がある出来事でした。"東京ユウトピア通信"は2017年下半期で一番聞いたアルバムかもしれません。こちらも非常によく練られた編曲とコード進行の曲ばかりです。中古じゃないCD買っても良いかなと思えるくらいのバンドです。

・今年聞いた新譜はD.A.N.の"Tempest"と細野晴臣の"Vu Ja De"です。これだけです

D.A.N.については最近よくありがちな"綺麗すぎるネオソウル系ばんど"にならないように願っています。彼らは祭りそのものよりも、祭りの後の叙情を歌って欲しいと思っております。

細野晴臣先生は、彼が自分のルーツに回帰した音楽性に転換してからの作品のうちでは最高傑作かもしれませんね...単に自分が40~50年代のフォークやらジャズやらに親しめる耳になったのもあるかもしれませんが、"Hosonova"や"Flying Saucer"ではなかった歌声がスッと馴染む感じがあります。ただのカバー+リメイク集だと一蹴せず、ぜひ。「Mohican」が特に沁みます。

今年のいろんな総括はまたあした。

ikigaikudasai

youtu.be

こーいうインスト系ヒップホップへの熱がぶり返してきてまいりました。

ikigaiというチャンネル名といい、kudasaibeatsというアーティスト名といいなんとなくVaporwaveの匂いがしますね...まあ、日本語使われてるからってなんでもそれにこじつけてる気もしないでもないですが。

Vaporwaveとは?↓

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むしろWunderとかの方が近いのかもしれませんね...

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最低条件はシンプルなビート、十小節未満の短いリフ、エフェクト、声ネタといったところでしょうか。簡単にできそうでなかなか難しい。センスが重要です。

ということで、触発されてなんとなくそれっぽいものを作ろうとしたわけなのですが、

どうもわたしにそのセンスはなかったようです。

いやね、iosアプリのdm1っちゅうドラムマシンアプリに残っていたスケッチみたいなのを発掘して使ってみたんですけど、なぜだか超アップビートなドラムを入れてしまいDoshみたいな展開になってしまいました。メロディーが6/8になってるのでポリリズムぽくなって面白いかなと思ったんですけど、なんか崩れてる感じしか出せてないですね。曲の中盤で遊びを入れるのが好きなんですけど、今回は...うーむ...なんというか、全体的に曲の展開が性急なんですね。メロウもへったくりもない。声ネタもないし。縦ノリばかりで横ノリ(?)がないのもよくないですね。あと良い加減メジャーセブンスの多用から脱却したい。

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Dosh先生はこんなかんじ。タイトルが「みんなの応援歌」なのに歌詞は「この曲が僕が歌う最後の曲だろう、僕は全てに疲れた」なのが良いですね。

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来年はもう少し構想を練ってから曲をつくりたいものですね。

ゆめにっっっっっき

インターホンの液晶のメニューに「スタジオ」という項目があったので押して見たらZO-3ギターでシューゲイザーしてるメガネ少年たちのバンドが演奏している夢を見ました。ギター以外の楽器がビニール紐(?)だったこととか一体どこのスタジオなのか意味不明ですが、起きてすぐ思ったのはZO-3ギターにトレモロバーが付けられるかどうかということでした。

ありがとうございました。

 

近年ブライアン・メイ化していると言われているケヴィン先生のご様子↓

https://m.youtube.com/watch?v=HsFZCRuA4Qs