らなる堂

音楽

楽しい日曜をシステムエンジニアの真似事で消化してしまいました。よく考えてみるとあんまり必要ないことだったかもしれません。

 

所属する集団で旅行があったんですけどぼくはまだ厨二病と去年のトラウマが治ってないので当然のごとく行きませんでした。旅行の話が出始めた途端に寒気がして「行きたくない…行きたくない…」と連呼しだすあたり本当にどうかしていると思います。所属する集団の人たちが悪いわけではありません…去年に比べれば多少はフレンドリーに接してきた方です…なんででしょうね…

去年その集団を抜けた男には飲み屋の席で「いやーお前はいつ大人になるんだろうなあー」的なことを言われました。

 

ここで一曲…Tom Waitsで"I don't wanna grow up"

 

自分が自分のことにしか興味がなくて嫌になります。他人に「大丈夫だよ」と気楽に言えるのはそれが他人事だからです。他人の悩みは大概他人自身で解決するものです。時にはそうじゃない時もありますがわしにできることなんて大体背中を後押しする「ふり」くらいです。せいぜい背中をさするくらい。

どっからやり直せばこんな歪んだエゴを修正できるでしょうか。幼稚園あたりからかな?

 

反出生主義とかいうものについて不真面目に考えたりしてます。巷に溢れる頼りない言説は置いとくとしても、デイヴィッド・ベネター先生の言説はなかなか面白いです。人様の要約しか読んでおりませんが。産まれてくる子供に苦痛も苦痛の可能性も与えるべきではない、誰も産まれてくるべきではなかった(「生きるべきではない」とは言ってないのがポイント)という話は正誤はともかくアイデアの種が詰まっております。芥川の「河童」ともちょっとリンクしてたり。生きる意味という永遠の謎を問い直す切欠でもあります。ただ少なくとも「反出生主義は科学的に正しさが証明されている」とかいう人はおかしいんじゃないの。科学ってなんだよ(哲学)

わしはいつ死んでも仕方ないとは思いますが産まれてくるんじゃなかったと思ったことはないです(2018/10/29現在)。こうやって疑問を口にするだけで(自分が偉くなったような気がして)楽しいです。

 

なんだかよくわかんない話になっちゃいました。次回はチリー・ゴンザレス先生のおもしろピアノ&オーケストラコンサートの動画でも紹介したいと思います。