らなる堂

音楽

Grandaddy - The Go in The Go-For-it

youtu.be

 

The talk, it got so loud
The songs cut out
Well, that's when I'd had enough
Of all their talk n' stuff
I had to bring it down
To more level ground
Where my only company
Is wind blowin' through the leaves

My head they tried to wreck
But I just laughed and said:
Guess who lost the go in the go-for-it

When they expected that
They instead got this,
A broken but pretty mess
And what they cared I could care less
My farewell e-mail reads:
Farewell to thee
I'll pass through your world with ease
Like wind blowin' through the leaves

My head they tried to wreck
But I just laughed and said:
Guess who lost the go in the go-for-it

Despite the faxes sent
I shook my head and went,
Guess who lost the go in the go-for-it

The go in the go-for-it
Guess who lost the go in the go-for-it...

 

その話は、すごく喧しかった

歌も途中で省略された

ああ、あの時はうんざりしたよ

あいつらの話とか、何もかも

引き摺り下ろすべきだった

もっと公平な場所へ

僕の唯一の会社の中にある

枯葉の中を風が吹き抜けている場所へ

 

僕の頭をあいつらは滅茶苦茶にしようとした

だけど僕はただ笑ってこう言ったんだ

「"Go-For-It"の"Go"を失くしたのは誰でしょう?」

 

あいつらは自分達が期待したものの代わりに

こんなものを手に入れてきたんだ

ぶっ壊れててどうしようもないものを

あいつらは大事にしてたけど僕は気にも止めなかったものを

 

別れのEメールに書いてあった

"さようなら"

僕は何の苦もなく君の世界を通り抜けるだろう

枯葉の中を風が吹き抜けていくように

 

僕の頭をあいつらは滅茶苦茶にしようとした

だけど僕はただ笑ってこう言ったんだ

「"Go-For-It"の"Go"を失くしたのは誰でしょう?」

 

ファックスをいくつも送ったけど

僕は首を振り、立ち去ったんだ

「"Go-For-It"から"Go"を失くしたのは誰でしょう?」

 

"Go-For-It"の中の"Go"

"Go-For-It"から"Go"を失くしたのは誰でしょう?

 

 

どっかにも書いたような気がしますけど、GrandaddyThe Flaming Lipsはよく比較されるバンドです。どっちもへっぽこボーカルだから。

でもGrandaddyの方が歌ってることがかなり悲惨です。あとGrandaddyのリーダー、ジェイソンはちゃんとライブでキーボードとギターを弾いてます。どっかの楽器も弾かずにヘロヘロ歌っとる天パとは違います。

 

で、この曲です。3rdアルバム"Sumday"収録、このアルバムの曲もだいたいは悲惨です。もっとも端的に悲惨さを表しているのは"OK With My Decay"です。「僕は大丈夫、大丈夫........本当は、本当は弱ってきてるんだ、でもどうしようもないんだ、何も言えない、何も話せない...」ああ...書いてて悲しくなってきた。

 

"Go-For-It"というのは目標に向かえ!ということで、端的に言えばガンバレ!*(^o^)/*という意味で用いられているようですけど、そこから名詞としての"Go"、つまりやる気とか、熱意とか、成功とかを失くしたということです。

目標だけが宙ぶらりんになっている感じでしょうか。非常に良い皮肉になってると思います。

 

色々限界を抱えている会社員の話かもしれないし、ジェイソンの音楽ビジネスに対する心境かもしれないです。

 

My head they tried to wreck
But I just laughed and said:
Guess who lost the go in the go-for-it

この節が非常に強烈です。

とりあえず今私はこういう心境です。

 

地味な曲ぞろいのアルバムの中で一際地味な曲ですが、久しぶりに聞き返してたら結構歌詞が刺さってきて泣きそうになりました。

 

単にGo-For-Itと検索すると震える人の歌とかブレーキランプ踏んでる人たちの歌とか出ますけど、そこに"Grandaddy"とつけ出すだけでこんなに悲しい歌が出てくるなんて世界はとても面白いですね(強キャラ)