Youtubeで。
最近の配信技術はすごいですね!
・Unknown Mortal Orchestra(http://fujirockexpress.net/19/p_1737)
リーダーのルベン(ルバン?)が太ってて悲しかった...。ギター弾いてる時の鋭い眼光と演奏終了後の屈託のない笑顔が好きだったんですけど、今回は屈託のない笑顔だけが光っておりました。ギタープレイは神がかってましたが。
ドラムのKody(ルベンの弟)の方がよっぽど眼光がギラついてました。
曲目はここ最近のライブと同じように2nd、3rdアルバムからバランスよく取り上げられておりました。1stからはお決まりの"Ffunny Ffrends"だけですね。
印象深かったのは"So Good at Being in Trouble"です。ライブを経るごとにどんどんアウトロのアレンジが変わっていくこの曲ですが、今回はルベンのギターソロではなくトランペットのソロをメインにしたサイケデリックなものでした。これがまたエレクトリック期のマイルスすら思い浮かべさせるもので、かなり圧倒されました。
どうでもいいですけど"Not in Love We're Just High"は曲の一番のキメのとこでルベンにカメラが当たってなかったのが残念でした。
3rdアルバム以降のライブにずっと同行してたキーボード兼サックス兼トランペットを担当してた年配の男性は何者なのかずっと気になってたんですけど、なんとルベンの父ちゃんだったようです。初めて知りました。更にはあのジャック・ホワイトに横取りされた天才キーボーティストが戻っておられ、父ちゃんが管楽器を吹いている間は彼がバッキングを行うことも多く、最高のコンビネーションでした。ベースのJakeさんもニコニコしながら気持ちのいい演奏をしておりました。今回はヘビィな"American Guilt"をやらなかったので彼の超絶プレイを見れませんでしたが、ベースシンセを代わる代わる担当していたり、抜群のコーラスワークを見せていたりと縁の下の力持ち的な存在として存在されておりました。生で聴きたかったなあ(1回目)
・American Football
すごい雨降ってましたね。正直3rdアルバムからの1曲目と2曲目は全然記憶にないんですけど、相変わらずのギターワークの巧みさとドラマーの椅子の高さ(もしくはスネアの位置の低さ)に驚きました。3rdの曲はなんとなくメロディーがはっきりしないのよね...とか毒づいてたら"My Instincts Are the Enemy"で熱狂しました。ギターボーカルのマイクさんは裏声に苦戦されてましたが、歌いながら10フレットくらい移動しながらのアルペジオをこなす姿に感動しました。
こちらもリフを弾きながら歌わなければいけないのでとにかく難しそうな"Honestly?"からの"Summer Ends"でまたまた感動しました。これから夏本番だよというツッコミはさておき、雨の音がまた雰囲気を盛り上げてくれ、もうそろそろ秋かあ...という気分に錯覚させてくれました。ビブラフォンが効いておりました。
そしてまさかの"Uncomfortably Numb"を演奏。男女デュエット曲であるこの曲をいつも担当されている女性コーラスの方がなんと今回はいらっしゃらず、2曲目の"Every Wave to Ever Rise"ではベースのおっちゃんが辛そうに女性コーラスのところを裏声で担当されていたので、"Uncomfortably Numb"はきつそうやろなあと思ってたんですが、やってくれるとは。マイクのパートが終わり、さあ女性パートが始まるぞ、どうすんだ、ベースのおっちゃんが苦しそうにまた歌うんかと身構えた時、リードギターの男性がマイクに近づき、歌い始めました。めっちゃいい声やん...(一応ベースのおっちゃんも歌ってましたけど)
最後の混声パートはあともう少しで涙が落ちそうになりました。
続けて1stからの"Stay Home"(アルペジオの連打から必殺リフが現れる演出が最高でした)、3rdからのスリリングな"I Can't Feel You"を経て、十八番の"Never Meant"を演奏してくれました。タンバリンがこんなにも重要となる名曲がかつてあったでしょうか。
全ての音が輝いて聞こえました。生で聴きたかった(2回目)
・平沢進+会人
座して聴きましたよ。今回は全員ギター装備でした。平沢師匠はおなじみのレーザーハープを謎の振り付けをもって弾き、時にはギターを弾き、時にはMIDIコントローラーを操作、時には背後のミキサーを操作と大忙しでした。フジロックの音響は予てから批判され続け、もはや諦めのレベルにまで達しているようですが(ニコニコ動画のコメント参照)、それなら自分で操作しちゃるというぐらいの完璧さ。その間もあのクッソ音が高い歌を止めることなくこなすという器用さ。さすがです。
面白かったのはアレンジです。多くのフレーズを会人のギターに任せておりましたが、そこはかとなく漂うサーフロックのテイスト。サーフロックは平沢師匠のルーツとして有名ですが、"TOWN-0 PHASE-5"の壮大なサウンドにもしっかりとハマっており衝撃的でした。どうも最近平沢師匠のtwitterでスプリングリバーブについての言及が多いと思ったらそういうことだったんですね(憶測)。会人2人ともジャズマスだったのがまた見栄えしました。さすがにギターアンプは使っておりませんでしたが。
そんなわけで一曲目"TOWN-0 PHASE-5"でもうテンションMAXです。いきなりデストロイギター(平沢師匠がギターを膝蹴りする)も披露。"Archetype Engine"、"Nurse Cafe"の荘厳なアレンジでも度肝抜かれまくりでした。
怪曲"夢みる機械"では平沢ワールド全開でした。(運搬がさぞかし大変だっただろうと勝手な想像をしてしまう)巨大な電気発生器が唸り、会人がギターソロを弾き、平沢師匠が所狭しと動き回る。なんか音楽を超えたものを見ました。
凝りに凝ったスクリーン映像も含め、とにかくすごいものを見たとしか言いようのない演奏でした。こりゃ入信者も増えるわ。
曲目はコアなファンから見れば割と有名どこを揃えた感じなんでしょうか?さすがに"世界タービン"はやってくれませんでしたが、数多くある作品からバランスよく選曲された感じがします。
そして最後には"白虎野"を。やってくれたらいいなあ〜とずっと思ってたんでもう感動でした。今敏監督の追悼の意も含まれているのでしょうか。
Youtubeじゃアンコールは見れませんでした!生で聴きたかった!(3回目)
あと最後にキュアーも見たんで、そのうち書きます。