らなる堂

音楽

観たもの(雑多)

・お笑い

 

暇さえあればザコシショウの動画ばかり見てます。仕事中でも。

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30分という尺の長さについボヤいちゃう碇司令ほんとすき。もうシンエヴァ見ても物足りなくなりそう。

 

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松本りんすさん並びにハリウッド軍団の売れてない芸人さんたちの体たらくは笑えるを超えてもはや社会問題を感じさせずにはいられません。いられませんが、だからといって手を差し伸べたくなるわけでもないという。

松本りんすさんもなかなかの体たらくですが、かたくなに底無しの卑しさや泥酔騒ぎを認めようとせず言い訳し続ける姿は何度見ても清々しい。中澤滋紀さんが常識人ゆえにこうした体たらく芸人も視聴できるんでしょうけれど。ユーシューブ特番は作業用にぴったり。飽きない。

 

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コシショウさんが桐野安生さんについていびり転がしまくったりボヤきまくってる時が一番好きかもしれない。ソファで棺桶になって寝るゼロ芸人にここまでよく付き合ってあげてるなあと思う次第。まあ中澤滋紀さん自身も「売れてなくたって本人たちが幸せならそれでいいかなって(笑)」という最大の突き放し文句を言ってらっしゃるのでほんとにそろそろやばいんじゃないか。
ちなみにこの動画で一番面白いのはキャプテン渡辺のタコ踊りだと思います。

 

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あんまり大物芸人とコラボしてる悪い顔選手権は好きじゃないのでこういうマニアックな長尺動画をもっとあげてほしい(トレンド逆張りマン)

自由席B席縦乗車はバカ笑いました。

 

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もはやコントも漫才もあんま違いのないようなコンビですが、コントの方がまだ反町隆史(概念)という外枠がある分安心して笑える気がします。この後に及んで伊藤ちゃんの髪型いじりするのほんとすき

 

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ラジオショー聞かなくなっちゃって久しいですが、ツヨメロアンサー(特に偽あいだみつをの詩コーナー)だけは続けてほしいです。

 

・映画

"シークレット・サンシャイン"

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ソン・ガンホさんの何が好きかって展開にしたがって徐々にいい気なおっちゃんから使命を帯びたマジな目をしたおっさんへと覚醒していくところが好きなんですが、なんとこの映画、その覚醒がありません。ひたすらに主人公の心の拠り所になろうとして空回りするおっちゃんの姿に涙。主人公も(無理に)信仰に光を見出そうとしますが、本当に苦しくて辛いことの前ではそんなもの風前の灯火という辛さ。苦しみに打ちひしがれる人を描くのが上手い監督だあ...”バーニング”で幻滅してしまった方にも是非見ていただきたいです。

 

"クライマックス"

 

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こーいう色彩・ヴィジュアル先行の映画とはソリが合わなくなってきている気がします。間違いなく感性の衰えですね。てっきりみんなヤクでキメキメになって大乱交の末に血がドバドバみたいなサバド的映画を期待してましたが、前半はずっと陽キャがダンシングダンシングしてるだけでうるさかったです。後半になってようやくモラルが外れてきたなーと期待したのに女の子が火ダルマになって廊下駆け回るぐらいしか面白いシーンがありませんでした。配信サイト特有の「トリップして〜」「狂気が〜」みたいな宣伝文句には流されないようにしたいですね。狂気は日常にこそ宿る(激寒)

同監督の”アレックス”はまだ興味ありますが、肩透かしかもしれません...トリアーおじさんほどはひどくないと思いますけれど。

 

"幸福"

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コワイ!!!!(忍殺)

男の身勝手さとクズっぷりをキャッキャウフフな描写とともにお届けしてくれます。
でもそれでいて「やっぱ男ってダメなやつでしょ?」みたいな脚色的なsage描写(周囲の人間から「あの人は女癖が悪いのよ〜」と噂されている、など)がないのがすごい。男が不倫して前の妻から別の女へと関係を移行していったという淡々とした過程をなぞっただけなのに吐き気を催す邪悪はなんなのだ。

 

"MEMORIA"

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🐦 ボン...ボボン....

みなさんお嫌いなアート映画です。きっと某映画文句ブログにはえらく酷評されていることでしょう。しかしアピチャッポン監督の美術展まで通い、過去2作もウォッチしたわたしはどうしても見なければならなかったのだ。

"Ghost Teen (2013)"

わたくしが好きなのはこの↑写真作品なんですが、この写真も単に兄ちゃんが変なお面かぶってるというだけでなく、撮影したその地における歴史も踏まえて読み解く必要がある作品です(皆様のお嫌いな文脈を読め!というアティチュードですね)

そうしたその場その場の土地における記憶や伝承というものを監督はすごく大事にしていると同時に、常に追い求めてきているのではないかと考えています。今作はそうしたその地に赴かなければ見えない/聞こえない記憶や伝承について大きく掘り下げた映画だと感じました。そして最終的には未来の足跡という時間制約すらも吹っ飛ばした境地にたどり着くことができたんじゃないかとまで思ってます(ラストの謎の飛翔体はやっちまった感ありましたが)。あとは相変わらず自然だいすきなシーンばっかりだったのがうれしかったです。ラストの雨音が美しかった。

 

"ボーダー 二つの世界"

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ネタバレ上等でこきおろすので映画を見たいと思ってる人はブラウザバッグお願いします。

 

 

 

 

 

きつねさんがかわいかった(小並感)。

ルッキズム云々とか性器が逆転したことによるセクシズム云々に対する問いかけはそんな感じませんでした。周りの人間がもはや当たり前のこととして主人公一族の存在を受け入れていたからかもしれません。こうした異種・同種(もしくはどうぶつさんたち)と主人公がどう関わっているかというストーリーはやや掘り下げ不足なんじゃないかと思うこともありつつ、緊張感を持って見ることができました。

しかしながら、この上にもう一つの主軸となっていた幼児ポルノ事件に関わる話を統合させようとしてきたのはだいぶ無理があったと思います...人間に対する復讐をしてるはずなのに結局人間に加担してたし。あとお前自分の子供でそれをやられるというリスクは鑑みなかったのか?という疑問がふつふつと湧いてきます。

もやもやにさらに拍車をかけるのがラストシーンです。主人公のもとに恋人の産んだ子供が送られ、主人公が赤ちゃんを抱き抱えてやっぱかわいい〜♡子供って無垢〜♡みたいな最後で終わってたのがもやもや。お前は異種にも同種に対しても同等の倫理観をもって接せられる数少ない存在だろうが!!!!なに子供送られて納得してるんだ!!!!という憤慨が。

結局...お互い...鬼子母神っ...てコト!?

人間と異種の関わりを描写した映画を見るときは警戒した方が良い、というのは嫁様の言葉なのですが、全くもってその通りでした。