らなる堂

音楽

ままならん

なんだか夢中夢みたいな夢を見まして、深夜1時くらいに目が覚めた気がして、なんでこんな時間に電子レンジの音がするんやと思った瞬間に覚醒し、本当は18時でしたという現象が生じました。昨日は深夜までバカなことに費やしたせいでしょうか。VirtualBoxWindows入れても大して使い道ないのにね。

それでまあ深夜1時になってしまいました。

曲のアイデアとかがなんも浮かんできませんねえ。エフェクターのセットがだるくてあんまり録音とかする気にならない。

やらなきゃいけないことは行き詰まってしまいました。3月のイベントが終わってから完全にガス欠状態です。あかんなあ。

人間やめときな'18

・パターソンにちょろっとだけRoky Eriksonの"Gremlin Have Pictures"が映ってたんで思い出したようにCD棚から引きずり出してまた聞いて見たんですけど、割とハードッロク臭が強くてあんまりしっくりきませんでした。まあ買って最初に聞いた時もしっくりきてなかったんで印象というのはなかなか変わらんものであります。アシッドフォークっぽい曲は好きなんですけど、13th Floor Elevatorの時みたいなヘロヘロ酩酊状態みたいなのが無くてちょっと面白くないという感じです。ボーカルが割と力強い。ヴェルヴェットアンダーグラウンドのヘロインのカバーは13thの雰囲気残してる感じがありますね。まあ駄作ではないです。このアルバムには参加してませんが、トミー・ホールには長生きしてほしいと思っております。

 

・いま色々書いてて思ったんですけどバンド名の表記がカタカナとか英語とか混じっておりますね。このブログ始めた当初は全部英語で統一するつもりだったんですけど、だんだんどうでもよくなってきたというわけです。お許しください。

 

エレキギターでバッハ弾くのってたのしいれすね〜まあろくに弾けもしないんですけど。しかもTab譜です。Tab譜の弊害を何度説かれてもやっぱりTab譜の魅力というのは抗い難いです。そんな薄っぺら男が今日クラシックギター用の五線譜と向かい合ったわけなんですけどさっぱり読めませんでした。運指と五線譜に書かれてる音符が一致してないように見えるところもあります。ドレミファソラシドなんて5・6弦しかわからないので道のりは長いですね。

 なんでこんな唐突なことを始めたかといいますと、敬愛するMarc Ribot先生が最初はクラシックギターから始められたそうだからです。

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Tom Waitsの"Rain Dog"のような怪しさ満点のリードプレイも最高ですが、この御仁は独奏でジャズでもなんでもやってしまわれる人なので、一本のギターでバッキングとリードを演奏してしまうようなことができればいいと思ってるんです。人生何回やり直したら到達できるんでしょうか。

 

鈴木茂先生

鈴木茂先生の自伝「鈴木茂のワインディング・ロード」を読みました。

写真がいっぱい載ってて楽しかったです。

...小学生の絵日記みたいな感想はよしましょう。

自分の生い立ちから、はっぴいえんど、ソロ活動、アレンジャーとしての活動、最近の活動や考えていることが書かれております。はっぴいえんど時代の三作とBand Wagonについては一曲一曲ずつ先生からのコメントが書かれております。何に影響を受けたかとか何の曲をイメージしたかなどですね。それ以後のアルバムや他の参加作品についてはそんなに言及されておりません。それはちょっと惜しい点ですね。

 

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先生の機材の組み立て方はこの動画でも十分説明されているんですが、今回読んだ自伝でも非常に詳しく書かれております。先生のペダルボードを調べるとヴォリュームペダルムが2つとか3つとかあったりしてかなり異様なんですが、これは先生のギターのスタジオにおけるタブルトラック録音をライブでも再現したいと言う哲学の表れだったんですねえ。

先生ははっぴいえんど時代はファズを聞かせまくってギャンギャン鳴らしてるタイプのお人だったのですが、だんだんとクリーントーンを主体とした音作りをするようになっております。「ポップな歌モノなんだけどギターのリフがしっかりと曲を構成している音楽」を追求するスタイルははっぴいえんど以後は顕著ですね。

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こーいうスタイルから、

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こーいうスタイルです。

単純なリード・ギタリストとしてではなく、はっぴいえんどを経たことでよりアレンジャー的な視点が深まったということでしょうか。ティン・パン・アレー時代は先生のいろんな演奏スタイルが窺えて非常に勉強になります。

 

そんでまあ、この自伝は80年代に先生がどのように編曲家という仕事を主体に写していったのか、どんだけ苦労したのかについてもよく書かれておりますが、その編曲を行なった個々の作品についてはほとんど記述されておりません。調べてみたらこんなサイトがございました。はえ^〜すっごい。美川憲一とかあります。鈴木茂 編曲作品リスト 

最近Spotifyをあさってみて面白かったのは佐々木好という方の曲です。

ほげっ...ニコニコ動画しかあらへん。

ストレート 佐々木好 by kosaku 音楽/動画 - ニコニコ動画

鈴木茂といえばストラトorサンダーバードですが、ここではアコギを弾いておられます。ここでもリードプレイが冴えております。ソロも良いですね。

 

この佐々木好という方の話になってしまうんですが、「80年代の歌謡曲」というジャンルには括りにくい世界を持っておられます。あまりにもしみったれているというのもありますが、歌詞が非常にパーソナルなんですよね。正直ゼロ年代になって目立ってきた自意識過剰な日本のロックの歌詞と共通するところもある気がするんですけど、深刻さが違うんですね。曲作りも面白いです。

 

先生の話に戻りますが、いまだにソロアルバムを聞いておりませんので、とっとこ手にいれたいと思っております。

自伝で他に印象的だったのは、スライドギターについて、ライ・クーダーのスタイルが真似しようと思い結局挫折してしまったが、ローウェル・ジョージのプレイを聞いてもう一度挑戦してみたことです。わたくしも2日で挫折した人間ですが、リトル・フィートを聞いてもう一度自分を奮い立たせてみようと思います。だって小指疲れるんですもんボトルネックって。

とりあえずこれからも研究していきたいです。

おだいじに

iPhoneのイヤホンをつなぐケーブルが断線しました。ニールヤング聞いてる途中でした。またケーブル買うのも癪なんで、思い切ってbluetoothにしました。しかし、発送されるまで時間がかかる、ということで10年前のウォークマン(4GB)を引っ張り出して使うことにしました。

当時のウォークマンというのはSonicStageやらXアプリを使わんと曲を入れられないんですが、どちらもサービス終了してて笑うしかありませんでした。アーカイブサイトにXアプリの残骸があったんでどうにかなった...と思いきや、なぜか曲が入らない。なんでや、ファイル形式も大丈夫だし、容量もあるはずやぞ、と色々確認したのですが、結局経年劣化ということであきらめました。一度階段から落としたりしましたし、バッテリーも全然持ちませんから、もう捨てるべきなんでしょうけど、なかなか手放す気になりませんねえ...音楽の趣味は10年前とそんな対して変わってませんでした。

 

花粉症が治りません。もうマスクつけたくないんじゃあ。

 

冬目景先生の羊のうたを読みました。吸血(吸血鬼ではない)をテーマにしている漫画ですが、バイオレンス性が希薄であり正直地味です。地味ですけどグイグイ引き込まれてしまいました。「あなたが生きているからわたしは生きていられる、だからあなたもわたしのために生きてほしい」という思いは普遍的かつ強力に訴えかけるものがありますね。読みおわった時は割とハッピーエンドじゃんと思ったんですが、今思い返すと結構救いのない話です。でも鬱ではない。八重樫さんは天使です。

 

鈴木茂の1stが唯一置いてあった記憶のあるツタヤに行ったら、いつの間にか商品配置が変わっていてCD棚が縮小しており、お目当のものも無くなっておりました。見つけた当時になぜ借りずにリリースしてしまったのか...たしか「借りてもどうせ大して聞かないやろ」とか思ったからだっけなあ...どころがどっこい今聴きたくてたまらないんだよなあ...どんな時でもチャンスを逃してはいけません。細野さんのCDもついでに一掃されておりました。ひでえ。代わりにラリー・ヤングの1stがあったんで、それで勘弁してやることにしました。音楽界への風当たりが強いですね。

The Catastrophist / Tortoise

ブログのネタにするには結構時期がはずれた盤ですが、まあ適当に。

 

この作品、どうでしょう。わたくしは当然ながら酷評する気はございません。いつもどおり何が言いたいのかわからないことだけ書いておきたいと思います。

トータスのファン/聴き手はトータスというバンドに何を求めているのでしょう?"ポストロック"というあまりにも甘美ながら、非常に曖昧なジャンルに(不本意だとしても)括られながら、いまだに歩みを止めることのない彼らは偉大な存在であると思います。しかしながら、それゆえに迷いが生じているということも彼らは隠すことなく示してきたと思うのです。それは前作の「やっとアイデンティを見出したんだ(笑)」という言葉に表れるように、「トータスという以外何物でもない」という音楽を生み出すのに苦戦しているのでは、と考えます。

前々作の"It's All Around You"は最初にその苦難とぶつかった作品ではないでしょうか。壮大な世界を感じさせるようなサウンドスケープシンセサイザーの大胆な導入、"Dot/Eyes"にみられるようなジェフ・パーカーによる大胆なギターノイズ、彼らは今までの自分たちを超える音楽を作り出そうとしていました。しかしながら、私はこの作品は5回くらいしか聞いておりません。

正直パッとしないからです。

結局のところ、我々は2ndと3rdの焼き増しを願っているというわけでしょうか。んなことは無いと思います。わたくしは前作"Beacons of Ancestorship"が大好きです。爽快な"Prepare your Coffin"、リズムへの執着が生み出した"Gigantes"、ダグ・マッカム節全開な"The Fall of Seven Diamonds Plus One"などなど...正直"It's All Around You"よりも賛否両論だった本作ですが、過去の焼き増しやら原点回帰などとは揶揄したくない作品でありました。トータスの魅力のひとつであるサウンドのソリッドさが非常によく現れた作品です。

わたくしがトータスを聞くのは、ポストロック云々がどーたらということよりも、ドラム、ベース、ギター(ときどき鍵盤・木琴)による演奏者としての主張を極力排した演奏や、ライヒやラリーのようなミニマル性の強い曲想でありながら、どこか熱を帯びた面を感じさせ、ほのかに温かみのあるメロディーに心を打たれる、わたくしがトータスの作品を聞くのは、そういった瞬間を感じてきたからです。

じゃあ今作はどうでしょう。 うーん...

どうも、前々作以前から感じられるこのパッとしない感じは、シンセサイザーの多様に起因している気がします。"The Catastrophist", "Ox Duke", "Gopher Island", "The Clearning Files", "Hot Coffee"が絶対に彼らにしかできない、作れっこない音楽だとは言い難いと思います。まるで80年代のシンセのような、ちょっと安っぽいこのサウンドはどうでしょうか。4thアルバムの"Blackjack"も確かにシンセが重用されていましたが、それよりも勢いが優っていた曲でした。しかしながら今回のシンセの使い方は、彼らのソリッドなサウンドを中和し、個性を失わさせてしまうようなものに聞こえます。別に彼らはギターバンドではありませんし、"Gesceap"はシンセでなくては魅力が損なわれてしまう曲です。おそらく、"Gesceap"はシンセをメインに据えたからこそできた曲ではないでしょうか。なだらかなシンセに、ゴリゴリのファズベースがからむ後半の展開は快感です。このアルバムのハイライトだと言い切れます。

が、"Ox Duke"のストリングスはどうでしょうか。"Hot Coffee"のリードシンセはどうでしょうか。*わたしが聴きたい*トータスのサウンドはここにはありません。

さて、散々文句を言ってきましたが、B面はわたくし結構好きな曲が多いんです。緊張感溢れる"Tessract", ギターのストロークが涼しげな"At Odds With Logic", そして 新境地"Yonder Blue"。そりゃあわたくしがヨラ天大好きなのもありますよ。しかしながら、メロディーメイカーとしての彼らの魅力に溢れすぎた曲です。正直ソリッドさとかどうでも良くなります。歌詞も良いんですよ。

水平線上の太陽の色は とっくに褪せてしまう

夜がやってくるにつれ

でも明日には再び輝くでしょう

わたしはあなたに会いに行こう

その日こそあなたに会いに行こう

 

あなたに会えるまで 涙で海を満たすでしょう

あなたに会えるまで

涙の海に消えるでしょう

あなたに会えなければ

あなたに会えなければ

 

星がまた輝きだしたみたい

星はいつも宇宙にあって 月の周りを巡る

あの幻のような月は わずかに青く光ってる

でも明日になれば 輝きを放つでしょう

あなたに会えた時こそ

正直次作は全部歌入りでもええんちゃうかと思いました(Brave & The Boldは未聴)。

ということで、このアルバムは"Gesceap"と"Yonder Blue"で十分元が取れます。

 

(少なくとも私が)彼らに望んでいた魅力を、彼らは自分たちで壊しに、今度こそ本気で壊しにかかっているのかもしれません。だからThe Catastrophistなのかもしれません。彼らが確信犯的に安っぽい使い方をした可能性も十二分にあります。しかし、The Sea and Cakeはモジュラーシンセを導入することで再び新たな魅力を備えました。まだまだやれるはずですシカゴ音響派(死語)。頑張れ。

 

(追記)

The Sea and Cakeの次作は3ピースやって!?

うせやろ...いつエリックさん脱退したんや... 

ほげほげ

・なんか久しぶりに作りました。まあただのノイズです。部屋を暗くしてお聞きください。

soundcloud.com

なかなかケヴィンシールズ先生のような「壁」サウンドにはなりません。ディレイがGaragebandエフェクターシミュレーターなんで限界があるのは承知ですが。

まともな曲もこれから作っていきたいと考えております。

・こないだ、作った曲のメモをまとめる作業をしました。まあ「曲」と言えるほどのものではないですね。ただのコードの集まりです。私は主題となるメロディーがまったくもって浮かばないタチなので、適当にコードを綴り、それをチラシの裏かなんかに書き残しておくんですけど、だいたい自分すら読めない謎の置き書きとなってしまいます。

こんな感じ↓です

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自分ですらどういう曲なのかさっぱりわからない。それをこういうふうにします↓

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まだ見やすくなった方だとと思ってます。ただまあコードの流れだけ書いてもちゃんとした曲にはなりませんから、ここからが大変ですね。まずGaragebandに録音するために演奏するのに一苦労です。バッキングだけで100回くらいやり直すこともよくあることです。100回やっていろいろ試行錯誤してるわけではなく、100回やりなおしてやっとただコードをなぞるだけのバッキングの録音が終わるというわけです。だめだこりゃ。誰も期待してないとは思いますが、これも練習の一環だとおもっていろいろやっていきたいと考えております。どういうアレンジにするかは全然考えてません。前述のシューゲイザー風ノイズを使うには、コードチェンジの多い曲はやや相性が悪く、コードとの兼ね合いを考えなきゃなあと思っちょります。あんまりジザメリみたいにはしたくない。

youtu.be

エフェクターケースとディレイペダル買ったら制作スピードも上がりそうな気がします。あくまで気がするだけです。ベースの音も気にくわないので、マルチエフェクターでも買わんとどうにもならなさそうです。あー...お金が...

 

・鼻かんだティッシュを洗濯機に放り投げようとしたりしてますが、わたしはとりあえず元気です。なぜか先週はプチアルコール中毒になっておりましたが、なんとかなりました。なんであんなにビールが飲みたくてたまらなかったのかわかりませんが、まあ一時の気の迷いでしょう。

youtu.be

やっぱりストラトじゃなくてSGにすればよかったかなあ...楽器屋にたまたまお手頃価格なのがなかったんだからしょうがないし、わたくしが持ってても似合わないとは承知の上ではあったんですが。たぶんSG買ってたらやっぱストラトにすればよかったとか考えてたでしょうし。

 

うぎゃあー三月が終わるうー

そういえばそういえば

特に意図せず、あたくしという一人称を使ってますが、これは押見修造先生の「女の子になってみたい」という高尚な願望に近いものがあるというわけではなくて、笑点小遊三のフィーリングに近いものと思っていただければと思います。

 

あれ?あたくしって言うのは歌丸だっけ?あれれ?