らなる堂

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新卒で転職④

まだまだ転職先には慣れない状況ですががんばっております。

 

まとめをしてみたいと思います。

 

まず最初に自分の非を言い訳しておきましょう。

このような事態を引き起こした原因として、この会社選ばなければ良かったのでは?というある意味元も子もない立場をとることもできます。

もちろんそこにはパワハラおじさんという不確定要素=いわゆる入社してみないとわからない要素があったのでそれが全てとは言い難いです。しかしながら、不確定要素に出くわした時、ケアもしくは精神的なクッションとなるような存在が身近にいない環境に自分を追い込んだのは間違いだったと言えるでしょう。

人は社会人になったからといって強くなるわけじゃありません。社会人というのは総体的な集団の括り方でしかありません。年齢を重ねればストレス耐性も身に付きますが、会社というシステムに入ったからといってすぐにそのような耐性が身につくわけではありません。

自分に期待することは間違いじゃないですが、あらゆるシステムには不確定要素(もしくは欠陥)が存在します。そのときの精神的クッションとなる存在(愚痴を言える人、相談できる人)がいない環境に身を置くのはハードなことです。少なくとも自分には耐え切れませんでした。

入社前に、就業先の地形・環境的な条件はどのようなものか確かめましょう。

環境の変化は重要なファクターです。収入だけでこれをカバーするのは難しいこと、これが自らへの自戒です。

 

その上で、不確定要素とも言える(パワハラおじさんをはじめとした)人格破綻者のような存在に出逢ったらどうすればよいのでしょうか?

経験的にいえば、人格破綻者から破綻を取り除くという原因に迫る対処法は不可能です。破綻そのものがその人間のパーソナリティとなっており、どれだけ「あなたは破綻している」ということを伝えても自覚することはありません。当時の上司からも、「相手を変えることはできない」ということをよく言われました。

周囲から自分が嫌われている・避けられているということを自分が理解したとしても、行動を改めない人間というのはいるのです。

どんなに上の人から行動を改めるよう言われても行動を改めない人間というのはいるのです。

耐え続けることができないのならば、逃げましょう。結局のところ僕も会社から逃げるという手段しか取れませんでした。

 

長くなってしまいそうなので、締めに入ります。

・僕は最も辛かった時に何度も呪文のように「大丈夫だ、これくらいのストレスで死ぬことはない、大丈夫だ」と唱え続けてきました。簡単に逃げられない環境であったし、ここで逃げてはいけない、もう少し経験を積んだり、得るものを得てから逃げようと思い続けてきました。その結果が適応障害です。

 

・「今までもっと辛い経験をしてきたのだから、こんな状況だって耐えられる」という言い訳にすがりつくべきではありません。それは単なる過去の美化です。今現在本当に耐えられているかを考えてください。少なくとも、通勤前に泣いたり、仕事中に体に不調を感じたりしたらそれは耐えられていない証拠です。

 

・同期が耐えられているから自分にも耐えられるはず、というのも自分への過信につながります。たとえパワハラおじさんの研修を受けてボロボロになったのが自分一人であったとしても、それは周りが自分と比べて特別強いからでも、自分が特別弱いわけでもありません。パワハラかもしれないと自覚した時点で相談できる人に相談しましょう。それでどうにもならなかったら、その程度の組織だったということです。逃げてください。

 

・僕は新卒一年目を終える前にこうして転職しましたが、何も得るものがなかった自分でさえ転職時には多くの採用をいただくことができました。どんなに短い間であったとしても、自分が得られたと思っている些細な経験であっても履歴書に書き落とすことが大事だと思います。なるべくなら自分の今までやっていた仕事とつながりのある業界の方が採用率は高いでしょうが、今いる会社は全くつながりのない業界から来た方も多いです。転職コンサルでもなんでも使えるものを駆使しましょう。

なお、「三年以上働いてからじゃないと転職しようとしても相手にされない」というのは3/4ほどウソです。確かにいいポストに応募しようと思っても「三年以上勤務して〜」という条件が書かれていることが多かったです。ですが、そうしたポストも氷山の一角であることは調べればわかるはずです。「転職を考え始め出した時には働いてからいつの間にか三年経っていた」ぐらいのコンディションが理想的でしょう。最初から転職を目標として無理して三年以上頑張ることはお勧めできません。

 

ストレスで人は死にかけますし、最後には死にます。死なないでください。

お願いです。